ふるさと名物に関する知名度調査

株式会社インテージリサーチは、自主企画調査『ふるさと名物に関する知名度調査』を実施しました。本調査は、2015年3月27日~31日に全国の20歳以上の男女約1万人を対象にインターネット調査を行い、各地のふるさと名物3,330産品※がどのような名称で浸透しているか、その全国と圏内(県内)の知名度の差について結果をまとめました。
※産品名は特許庁の地域団体商標、『日本銘菓事典』株式会社東京堂出版、『事典 日本の地域ブランド・名産品』日外アソシエーツ株式会社等から抽出

PICK UP

  • 全国のふるさと名物3,330産品について約1万サンプル規模の知名度調査を実施
  • 全国知名度×圏内知名度から「地元では知られているが全国的知名度が低い」産品を分析
  • ふるさと名物情報ポータルサイトの認知率、購入経験率も調査
  • 産品知名度No.1は北海道「白い恋人」/サイト認知度No.1は「楽天市場」

調査概要

調査方法インターネット調査
調査地域全国
調査対象者"マイティモニター" 全国20歳~79歳までの男女個人(9,670サンプル回収)
サンプル構成都道府県×性別×年代5区分(20歳代,30歳代,40歳代,50歳代,60歳~)均等割付
調査期間2015年3月27日(金)~3月31日(火)
調査内容都道府県別・市区町村別、出身地別、訪問経験別での産品知名度の違い、情報ポータルサイトの認知、利用経験等。回答者負担を軽減するため、47都道府県を3つに分け、1回答者あたり14~17都道府県の産品(約1,100)について、名称の認知を聴取した
調査実施機関株式会社インテージリサーチ
分析者濱野 秀彦(ソーシャル事業推進部1グループ主任研究員)

調査結果の総括

全国で知名度No1は北海道の「白い恋人(87.3%)」(2位は京都府の「生八つ橋(81.5%)」3位は沖縄県の「ちんすこう(81.2%)」)。
一方で、ふるさと名物3330産品のうち、全国知名度が50%を超えるものは64産品(1.9%)にとどまり、ふるさと名物の多くが全国に知られていない現状が明らかになった。
また、全国知名度と圏内知名度(N=同一都道府県内居住者)の差から、「地元では知られているが全国的知名度が低い」産品を一定基準で抽出したところ、808産品(24.3%)が該当した。これらは、今後、知名度向上、マーケティング戦略強化が重要と考えられる。
なお、ふるさと名物の情報ポータルサイト(55サイト)については、認知率が50%を超えたのは3サイトに留まり、多くのサイトが認知率5%以下にとどまる。
また、サイトからの購入経験は8割以上があるが、利用はメジャーなサイトに集中している。
このほか、調査結果はサイト認知者の都道府県別・市区町村別(一部産品のみ)、顧客セグメント別、出身地別、訪問経験別などの分析が可能であり、今後、地域におけるふるさと名物のマーケティング資料としてご活用いただければ幸いである。

調査結果の詳細

調査結果の詳細については、こちらをご覧ください。

調査結果(一部抜粋)

<全国知名度上位10品目>

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<圏内知名度と全国知名度のギャップ(例:北海道・長野県)>

hokkaidou.jpg

nagano.jpg

<購入経験のあるサイト>

※母数はサイト認知者
※55サイトのうち、上位10までを表示

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