社員紹介

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現場を知るエンジニアが、AIと共に切り拓く次世代のビジネスソリューション

J.T

経営戦略部ビジネスソリューショングループ GL(課長)
2000年

気象学から社会調査の世界へ。広がり続ける「社会との接点」

私は現在、経営戦略部のビジネスソリューショングループにて、グループリーダーを務めています。主な役割は、官庁統計業務を中心としたシステム構築の統括です。8名の社員と8名のパートナー、計16名のメンバーが円滑に業務に従事できるよう差配し、当社の各事業部門と密にコミュニケーションを取りながら、要求や課題を汲み取ってカタチにするのが私のミッションです。

私のキャリアのスタートは少しユニークかもしれません。学生時代は気象学を専攻していました。もともと天気が好きで選んだ道でしたが、いざ仕事として考えた時、「一生気象だけを追い続けるのは、少し世界が狭いかもしれない」と感じたのです。もっと広く、深く、社会との接点を持てる仕事がしたい。そう考えて門を叩いたのが、当時の「社会調査研究所(現インテージ)」でした。

2000年に入社して以来、大型書店のシステム開発やタバコメーカーのプロジェクト、技術統括など、一貫してシステム開発の最前線に身を置いてきました。北海道出身の私にとって、当時オフィスがあった西武池袋線沿線の穏やかな雰囲気や、面接で感じた社員の皆さんの誠実で優しい人柄が、入社の決め手となりました。

「高い山」を乗り越えて見えた、チームの真価

これまでのキャリアの中で、最も印象に残っているのは2009年に経験した「サービス産業動向調査」の立ち上げプロジェクトです。現在も継続して受注している大規模な案件ですが、当時はゼロからのスタート。10月に着任し、1月には月次業務を開始するという強行軍でした。

初めて仕様書を目にした時の衝撃は今でも忘れられません。「これは、とんでもないことになる」——。業務規模に対して準備期間があまりに短く、連日ハードな作業が続く状況でした。しかし、この困難が私を大きく成長させてくれました。

当時のリーダーは、チームビルディングの達人でした。「大変だけど、みんなで乗り切ろう」と周囲を鼓舞し、一人ひとりのポテンシャルの引き出し方が抜群に上手い。ある時、システムの大改修が必要になり、リスクの高さから私が躊躇していた際、リーダーは外部のリソースを速やかに手配し、状況を打破してくれました。

「自分一人の力でできることには限界がある。チームとして、会社として成果を最大化するために、誰がどう動くのがベストか」。この経験は、現在のグループリーダーとしての私の指針になっています。難しい課題、いわば「高い山」があるほど登りたくなる性分なのですが、それを一人ではなく、最高のチームで登り切る喜びをこの時に学びました。

「作る側」と「使う側」が近いからこそ、磨かれた視点

私の経歴には、2011年から約8年間、システム部門を離れて統計調査支援事業のプロジェクトに身を置いていた時期があります。当時は「システム開発に専念したい」という葛藤もありましたが、振り返れば、この時期が私のキャリアに深みを作ってくれました。実際にシステムを使う側の苦労や、現場で働くパート・派遣スタッフの方々が何を求めているのか。そして、クライアントである各省庁が真に求めている成果とは何か。それらを「自分事」として体験できたことは、大きな財産です。

一般的なシステム開発では、作ったものの評価が開発者に届きにくいことも多いですが、インテージリサーチは「作る側」と「使う側」の距離が非常に近いのが特徴です。現場からの「便利になった」「ありがとう」という声を直接聞けることが、何よりの励みになります。

AIという新しい「道具」を手に、受身ではないコンサルティングへ

今、私はAIに夢中です。といっても、仕事として向き合っているわけではありません。Web、モバイル、SNSと移り変わってきた技術の歴史の中で、今のAIが進化していく様子が純粋に面白く、プライベートでも触ってワクワクしているうちに、自然と社内でもAIに関する相談を受けることが増えてきました。

AIを活用すれば、システム構築のプロセスは劇的に短縮されます。だからこそ、私たちは「早く作る」ことの先を目指さなければなりません。単に言われたものを作る「受け身」の姿勢ではなく、「なぜ作るのか」「どうすればビジネス課題を解決できるのか」を深く考え、提案できる有能なコンサルタント集団でありたいと考えています。

「最近、システム部門の動きが変わったよね」「そんな解決策まで考えてくれるんだ」と言ってもらえるような組織を作ることが、今の私の目標です。

賑やかな仲間と、オン・オフの切り替え

インテージリサーチのシステムチームは、世間のイメージとは少し違うかもしれません。一言で言えば「賑やかで話し好き」。女性比率も高く、困っている人がいれば自然と助け合う温かさがあります。

私自身、休日は子供たちの育児に追われる父親としての顔を持っています。年齢的に体力が追いつかないこともありますが(笑)、子供と過ごす時間は仕事のスイッチをオフにしてくれます。身体を動かす趣味としては、バドミントンも好きですね。また、ピアノを弾くのも大切なリフレッシュの時間です。かつては自分の限界を超えるような曲に取り組むスタイルでしたが、最近は無理なく楽しめる程度の曲にしています。また子育てが落ち着いたら憧れの難曲にチャレンジしたいなと思っています。聴く方でいいますと、ベートーヴェンやショパンなどの晩年の作品を好んで聴きます。100年以上も前に作られた曲がAI時代に生きる私たちに感動を与え続けているのは素晴らしいことだと思います。